2015年9月6日日曜日

『新幹線大爆破』 東映が挑んだオールスターキャストのパニック映画をご存じでしたか。覚えてましたか。

新幹線大爆破

東映が挑んだオールスターキャストの

パニック映画をご存じでしたか。
覚えてますか。


新幹線大爆破(予告編) ▼▼▼

ただただドキドキしながら食い入るように観れます。

新幹線ひかり109号が
爆弾を仕掛けられたまま発車した!
乗客1500人の生命を乗せて、
かつてない恐怖と緊迫を孕んで、
疾走する戦慄の巨大パニック!

映画「スピード」の元ネタとしても有名なこの映画です。




超豪華キャストの大作であり、
内容もそれに見合った重厚さで、
後味の悪さを残しているのもよかったです。

爆破グループの完璧で緻密な犯行と
大捜査陣の執念追跡を
スリルとサスペンスで描く娯楽超大作です。




コンプライアンス重視の現在では、
制作不可能な作品です。


これだけのスケールの作品を
70年代に創り上げていた
当時のスタッフには頭の下がる思いがします。

まだ観ていない方は、
その緻密な計画と、
その裏にある主人公の屈折しながらも
純粋な部分に触れていただきたいと思います。




犯人側の人生背景にもスポットが当てられて、
町の零細工場の経営に失敗した男がなぜ犯行に至ったのか、
日本の高度経済成長時代への批判を
暗示しつつ明らかにされていきます。

犯人側にもドラマを与え、
感情移入を狙った描写は邦画ならではのところがあります。

単なるパニック映画とは 括れないことが高評価に繋がっています。

その主人公こそ、

高倉健でなければ演じられない

『沖田哲男』なのです。


「邦画は安っぽい」と思われてる方、
東映のこの傑作、 一度ご覧になっては、いかがでしょう!


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この作品も・・・

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